近年、看護師の業務領域はどんどん広がってきています。看護師の業務負担が多くなる一方で、世間ではワークライフバランスが叫ばれていることに矛盾を感じる人もいるでしょう。とはいえ、未だに仕事の負担が重いことを理由にして家事をおろそかにする看護師は一人前とはみなされない風潮があります。だからといって看護師であり主婦でもある女性が、一家の家事をひとりで全部抱え込むことは推奨されません。
ワークライフバランスを実現するためには、家事を夫や家族に協力してもらうことが重要です。
夫や家族に協力してもらうといっても料理経験のない人に、いきなり食事の用意をお願いするのはハードルが高いですよね。そこでまずは部屋の換気や室内の湿度を適切に保つことからお願いしてみましょう。
昨今はウイルスの家庭内感染が問題視されていて、感染すると仕事にも大きな支障が出るため、部屋の換気や湿度管理も立派な家事に含まれるようになりました。
家庭内感染を防ぐためには湿度を60パーセント程度に保ち、2時間に1回のペースで5分程度の換気を行うことが推奨されています。医療に携わっている妻からこのような情報を伝えられれば、夫は素直に協力してくれることでしょう。そして、電気のスイッチやドアノブも定期的に消毒してもらうなど、お願いする家事の領域を少しずつ広げていきます。
看護師が無症状のまま病院からウイルスを家庭に持ち込む可能性もあるだけに、家族に協力してもらいながら家庭内感染を防ぎつつ仕事と家事の両立を実現していくことは、とても重要だと言えます。
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